清水 晶子

定価: ¥ 2,520
販売価格: ¥ 2,520
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発売日: 2007-06
発売元: 東京書籍
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「ロンドン近未来都市デザイン―新建築+新インテリア・ガイド」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「ロンドン近未来都市デザイン―新建築+新インテリア・ガイド」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「ロンドン近未来都市デザイン―新建築+新インテリア・ガイド」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
初めての「モダン・ロンドン案内書」
そろそろこんな本が出てきてほしいと思っていました。ロンドンて信じられないくらいモダンになっているのに、ガイドブックが取り上げるのは相変らずバッキンガム宮殿にアフタヌーン・ティーってパターンですからね。そんな中、この本は初めて出た「モダン・ロンドン案内書」といえるのではないでしょうか。表紙を見て最初新建築だけの本かと思いましたが、実際にはショップやギャラリーや図書館なんかの超新しいインテリアもたくさん出ていて、写真を見ているだけで楽しめました。説明も建築本にありがちな難しさがなく、ユーモラスなトーンにのせられているうちに、読み進んでしまった感じ。ロンドンのバーバリーやハビタもこれを読んでから出かけると、インテリアに隠された物語が楽しめそう。イギリスは古いものも素敵だけれど、変わって行くロンドンの最先端もまた魅力的。いつか雑誌で、将来ロンドンに建設が予定されているたくさんの高層ビルの記事を読んだことがありますが、建設がまだでもこれから話題になるビルをもっと先取り紹介してもよかったのでは?
シャーロックホームズのいないロンドン!
「いつのまにロンドンって、こんなモダン・アーバンな都市になってしまったんだ!」と、目をむくような本。
これだけを見て、「シャーロックホームズのロンドン・ヴィクトリアンなロンドンはなくなった」と判断するのは早計だけど、「いまも、シャーロックホームズ時代と変わらない」と思いこまないためには、必要な本かも。
デザインそのものに踏み込んだコメントもあると、もっと面白かったかも。取材元への配慮からか、批評の切れ味が、ちょいと甘い感じがすします。
2冊目の旅行ガイドとして
2012年のオリンピックに向け、どんどん変容しつづける都市・ロンドン。
今世紀に入って建てられた、世界的にも有名な建築物が数多く紹介されています。
建築の専門書ではありませんが、旅行&カルチャーガイドとして、これほど情報が新しい本はなかなかありません。
一般的な旅行ガイドに飽きた方、旅慣れた方にお薦めだと思います。
